※当資料は、2018年10月9日に米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。
ルイジアナ州ニューオーリンズ発‐2018年10月9日発表(日本時間2018年10月10日発表)- 企業向けに優れたデジタルエクスペリエンスの構築をサポートするソフトウェアベンダーのLiferay, Incは、Liferay DXP Cloudのリリースを発表しました。Liferay DXP Cloudは、サービスとしてのプラットフォーム(PaaS)であり、Liferay DXPの導入、管理、拡張をシンプルにするエンタープライズ・ソリューションです。 Liferay DXP Cloudは、Liferay DXPの利点をクラウドにもたらし、企業のIT部門が独自にインフラ環境を管理するコストを大幅に軽減し、新しいサービスやビジネスの創出に集中できるようサポートします。
Forresterは次のように述べています。「2018年には、クラウドサービスの導入が50%を達成する重要な局面を迎え、クラウド型アプリケーション、プラットフォーム、サービスは、今後も引き続き、企業競争のあり方を根底から変えていくだろう。」Liferay DXP Cloudは、オートスケール機能、開発ツール、環境、監視機能を備えたLiferay DXPをクラウドプラットフォームへ導入することで、イノベーションを加速させ、市場投入までの時間を短縮します。これにより企業の敏捷性(アジリティ)を高め、顧客のニーズに迅速に対応できるよう支援します。
ライフレイのエンジニアリングディレクター、Eduardo Lundgren(エドゥアルド・ルンドグレン)は次のように述べています。「わたしたちは、クラウドの導入を容易にし、開発プロセスをスピードアップさせ、より早く提供できるビジネスソリューションを、顧客が求めていることに気づき、Liferay DXP Cloudを開発しました。 Liferay DXP Cloudは、企業のイノベーションを可能にし、インフラ構造をシンプルにしながら市場投入までの時間を短縮する、高度なプラットフォームです。」
IT部門は、Liferay DXP Cloudを使用することで、デプロイのベストプラクティスを活用し、インフラ管理を始めとするコストを削減することができます。 Liferay DXP Cloudは、ライフレイのコンサルタントの豊富な経験に基づき、最適な方法を提供できるよう開発されています。このソリューションにより、権限機能や耐障害性プロセス開発の展開サポート、高トラフィック時でも性能を維持するための動的なスケーリングやアプリケーションとインフラのパフォーマンスメトリックの提供など、IT部門はより多くの標準機能を活用できるようにします。
更に、Liferay DXP Cloudは、サービスへのアクセスを制限し、サーバーとブラウザ間のデータを暗号化します。自動バックアップと復元機能も提供されており、重要なデータが失われる心配なく、安心してご利用いただけます。
ライフレイのビジネスディレクターであるFernando Areias(フェルナンド・アリアス)は、次のように述べています。「DevOpsは、IT予算が確保できないときほど、より多くのことを、迅速に行うことを求められます。しかし、これは現実的ではありません。 IT部門は、ビジネスニーズに迅速に対応したり、顧客に価値を提供したり、複雑なデプロイ環境を管理したりと、それぞれを対応することはできますが、すべて同時に行うことは非常に困難です。 企業は、Liferay DXP Cloudを使用することで、インフラの整備におけるクリティカルなデプロイ管理を何年も経験してきたライフレイの専門知識の恩恵を受けることができ、ビジネス上の価値追求に重点を置くことが可能になります。」
Liferay DXP Cloudの主な機能:
- オートスケーリング: 予期しないトラフィック増加時にも、安定したパフォーマンスを維持します。自動アップスケーリングと手動ダウンスケーリング機能によって、柔軟性を保ち、ニーズに合った適切な機能を設定することができます。インスタンス使用に関する自動アラートメールも柔軟に設定でき、チームは問題を即座に把握、緊急時の反応時間を改善できます。
- ガバナンス: チームにユーザを簡単に追加または削除し、同時に各プロジェクト環境内の権限を管理することによって、高い生産性とセキュリティを実現できます。 Liferay DXP Cloudでは、組織のDevOpsワークフローに合わせて別々のパーミッションツールを開発する必要はありません。
- 高可用性: あなたの重要なサービスを常に提供できるよう、ダウンタイムをゼロにし、可用性を提供します。Liferay DXP Cloudは企業固有のニーズを満たし、一般的なサーバ問題が発生した場合に、原因を検出して修復する耐障害性プロセスの作成もサポートします。これは、小さなプログラミングエラーの蓄積を防ぎ、その度追加リソースの割り当てをなくし、サーバークラッシュのリスクを回避します。
- モニタリング:Liferay DXP Cloudは、CPU、メモリ、およびデータ転送量のリアルタイムメトリクスによって、各サービスが正常であるかを監視します。Dynatraceによる統合機能が標準で利用可能でき、JVM、ガベージコレクション、レスポンスタイムなどの情報を、ビジュアライズされたダッシュボードで提供します。
- デプロイ管理: 管理者は、ビルドとデプロイのログを使用して、アプリケーションのパフォーマンスをリアルタイムでトラッキングできます。 DevOpsチームは、スタックトレースを分析し、Webコンソールやコマンドラインインターフェイスから、バグのトラブルシューティングを行ったり、推奨ツールで使用してログをダウンロードできます。
- バックアップと復元:自動バックアップにより、緊急時にもデータとドキュメントが常に保護されます。各バックアップは30日間保存され、復元することができます。暗号化された機密データを、有効なキーがない限り、いかなるユーザーやアプリケーションからも読み取ることができない状態にします。 Liferay DXP Cloudは、高可用性を確保するため、マルチリージョンアーキテクチャを通してデータを配信します。
- セキュリティ: Liferay DXP Cloudを活用することで、ITチームは、サービスを公開するか、プロジェクトのプライベートネットワークへのアクセスを制限するかを選択できます。サービスは、プライベートネットワーク内のホスト名を使用し、安全に通信できます。 HTTPS拡張機能で、サーバーとブラウザ間で送信されるデータを暗号化し、SSL証明書とその更新を自動的に生成します。
Liferay DXP Cloudは、Liferay DXP CloudとElasticsearch間の暗号化および認証された接続と、LiferayとElasticの両コンポーネントの統合されたエンドツーエンドサポートを提供するLiferay エンタープライズ・サーチなどを含む、追加の機能で更に拡張することもできます。
詳細について:
Liferay DXP Cloudは、アメリカにて先行リリースされます。詳しくは、https://www.liferay.com/products/dxp-cloudをご覧ください。