Liferay PaaSサービススタックの
サポート終了ポリシー

はじめに

弊社は、LiferayのPaaS製品を通じて堅牢性に優れ、安全で革新的なクラウドソリューションの提供に努めています。
したがって、Liferay PaaSサービススタックのサポート終了(以下、EOL)ポリシーでは、適用されるサービスのライフサイクルについて概説するとともに、お客様が効果的な移行戦略を計画し実行できるようサポートします。

リリース戦略

Liferay PaaSサービスでは、体系化したリリース戦略に従い、最新の機能や拡張機能、セキュリティアップデートを効率的に提供します。

メジャーリリース:

約12か月ごとに1回の頻度でリリース。本リリースは、重要な新機能、アーキテクチャの変更、主要な拡張機能の導入であり、バージョン番号の1桁目で示されます(例:5.x.xから6.x.x)。

マイナーリリース:

約3か月に1回の頻度でリリース。本リリースでは、段階的な改善や追加機能が中心となります。バージョン番号の2桁目で示されます(例:5.4.xから5.5.x)。

パッチ:

必要に応じてリリース。運用の安定性とセキュリティの維持に不可欠なバグ修正、セキュリティアップデート、軽微な拡張機能が中心となります。バージョン番号の3桁目で示されます(例:5.5.0から5.5.1)。

ライフサイクルフェーズ

有効なサポートフェーズ(ASP):

メジャーリリース:

次のメジャーリリースの公開から1年間サポートされます。

マイナーリリース:

次のマイナーリリースまたはメジャーリリースのいずれか早い方の公開から6か月間サポートされます。

ASP期間中に提供されるサポートサービス:

全面的なテクニカルサポートおよびインシデント管理

最新のドキュメントすべて、およびLiferayヘルプセンターへのアクセス

すべての重要度レベルに対する定期的なセキュリティアップデートとパッチ

後のマイナーリリースを通じた継続的な拡張機能や新機能の追加

限定サポートフェーズ(LSP):

メジャーリリースの場合、

該当するASPの終了と同時に開始され、6か月後に終了します。

マイナーリリースの場合、

該当するASPの終了と同時に開始され、6か月後に終了します。 

LSP期間中に提供されるサポートサービス:

Liferayヘルプセンターへのアクセスは継続

重要度1および重要度2の脆弱性のみに対するセキュリティアップデート

テクニカルサポートは限定的な利用となる場合があります。新機能や拡張機能については追加されません。

サポート終了:

メジャーリリースまたはマイナーリリースは、該当する限定サポートフェーズの終了に伴いサポート終了を迎えます。

サポート終了後は、弊社はメジャーリリースまたはマイナーリリースのアップデートやパッチ、直接サポートを提供する義務を負いません。

通知

今後のメジャーリリースやマイナーリリース、重要なパッチ、ライフサイクルのフェーズ移行に関する情報は、弊社からお知らせします。

限定サポートフェーズに移行するバージョン、またはサポート終了予定のバージョンに関しては、少なくとも2ヶ月前に通知します。

移行サポート

リソース:

変更点を記載し、手順を段階的に説明した詳細な移行ガイドをご用意しています。

サポート:

移行プロセス進行中に、お客様をサポートするテクニカルサポートを利用できます。

お客様への推奨事項

モニタリング:

該当するリリースのライフサイクルについてはヘルプセンターにて最新情報を入手してください。

計画:

スムーズな移行を実現するため、有効なサポートフェーズ期間中に移行の計画を開始してください。

バックアップ:

データ損失を防ぐため、すべてのデータと設定を定期的にバックアップしてください。

旧バージョンのアーティファクトの保持

弊社は、旧バージョンのアーティファクト(Dockerのイメージや構成など)をサポート終了日から最低6か月間保持します。この期間が終了すると、アーカイブもしくは削除される可能性があります。

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